OiBokkeShiとは?

OiBokkeShiとは?

俳優で介護福祉士の菅原直樹を中心に、2014年に岡山県和気町にて設立。2016年より活動拠点を岡山県奈義町に移す。看板俳優は、認知症の妻を在宅で介護する岡田忠雄(97歳)。

「老人介護の現場に演劇の知恵を、演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、高齢者や介護者と共に作る演劇公演や、認知症ケアに演劇的手法を取り入れたワークショップを実施。超高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチするその活動は、演劇、介護のジャンルを越え、近年多方面から注目を集める。

illustration: あさののい

OiBokkeShiの活動を密着取材したドキュメンタリー番組「よみちにひはくれない~若き“俳優介護士”の挑戦~」(OHK /2015年)が第24回FNSドキュメンタリー大賞で優秀賞を受賞。

岡田忠雄の日常を密着取材したドキュメンタリー番組「演じて看る」(KSB/2018年)が平成30年日本民間放送連盟賞で優秀賞を受賞。

漫画

OiBokkeShiができるまで

作:あさののい

東京で俳優をしていた菅原が老人ホームで働き、岡山に移住して、おかじいと出会い、OiBokkeShiを結成するまで。宣伝イラスト担当のあさののいがほのぼのと描きます。

主宰者プロフィール

主宰者プロフィール 画像
photo:草加和輝

菅原直樹 | Sugawara Naoki

1983年栃木県宇都宮生まれ。桜美林大学文学部総合文化学科卒。劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。「老いと演劇」OiBokkeShi主宰。四国学院大学非常勤講師、美作大学短期大学部非常勤講師。平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。

小劇場を中心に、前田司郎、松井周、多田淳之介、柴幸男、神里雄大の作品などに出演する。2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。2012年、東日本大震災を機に岡山県に移住。2014年「老いと演劇」OiBokkeShiを岡山県和気町にて設立し、演劇活動を再開。並行して、認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開。2016年より活動拠点を岡山県奈義町に移す。さいたまゴールド・シアターと共同し制作した『よみちにひはくれない 浦和バージョン』(2018年/世界ゴールド祭)、OiBokkeShi×三重県文化会館「介護を楽しむ」「明るく老いる」アートプロジェクト(2017年~)など、劇団外でのプロジェクト、招聘公演も多数実施している。

平成30年度(第69回)芸術選奨文部科学大臣賞新人賞(芸術振興部門)受賞。平成30年度(第20回)岡山芸術文化賞準グランプリ受賞。奈義町文化功労賞受賞。2019年度(第1回)福武教育文化賞受賞。令和4年度(第23回)岡山芸術文化賞準グランプリ受賞。令和4年度(第81回)山陽新聞奨励賞(社会部門)受賞。第68回岸田國士戯曲賞最終候補作品にノミネート。

イラストレータープロフィール

あさののい | Asano Noi

千葉県生まれ。武蔵野美術大学卒。イラストレーター。 「ちいさなおじさん」を主題にイラスト、マンガ、アニメーション、フィギュアを制作。「老いと演劇」OiBokkeShiのイメージイラスト等を担当。長島愛生園の入所者や職員が綴った文章を元にしたマンガや、岡山県での生活を題材にしたマンガ『こんにちは、なぎさん』等を描く。 平成25年度(第17回)文化庁メディア芸術祭において『ちいさなおじさん』がアニメーション部門・審査委員会推薦作品に選ばれる。

個人WBEサイト:https://note.com/asanonoi/

ワークショップ・講演会のご依頼を承っております

菅原直樹とおかじいの2ショットイラスト

「老いと演劇」OiBokkeShiでは、ワークショップ・講演会のご依頼を承っております。地域住民向けの介護講座、学生向けの講義、福祉従事者向けの研修等にぜひ!