お知らせ
【訃報】岡田忠雄さん 逝去のお知らせ
2026年04月01日(水)
「老いと演劇」OiBokkeShiの看板俳優・岡田忠雄(おかだ ただお)さんが、誤嚥性肺炎のため、2026年3月30日(月)に逝去いたしました。享年99。
ここに生前のご厚誼を深く感謝申し上げるとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
なお、ご遺族の意向で、通夜、葬儀は近親者のみで執り行います。誠に勝手ではございますが、ご供花、ご供物、ご香典、ご弔電の儀は固くご辞退申し上げます。
「老いと演劇」OiBokkeShi
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岡田忠雄さんが2026年3月30日午後4時7分に永眠されました。
岡田さんの100歳記念公演と銘打った新作「父帰るハウス」の稽古が始まったばかりでした。顔合わせでは、岡田さんが力強い演技を披露してくださり、これからみんなで創り上げる舞台に胸を高鳴らせていました。
その二日後、3月23日の朝に岡田さんは脳梗塞を発症し、入院されることとなりました。症状は幸い軽度で、しばらくは治療とリハビリに専念されるとのことでした。「父帰るハウス」については、岡田さんのリハビリの時期と公演時期が重なることから、劇場との協議のうえ、上演の延期を検討しておりました。
岡田さんにはリハビリに専念していただき、回復された際に「父帰るハウス」の創作を再開しようと考えておりました。
3月29日に私が面会に伺った際、脳梗塞の後遺症がありながらも、岡田さんは拳を高く突き上げ、「舞台はいのち! 倒れません!」とおっしゃいました。その力強さにただただ圧倒され、必ず復活されるものと信じました。
しかしその日の夜、岡田さんは体調を崩され、医師より誤嚥性肺炎と診断されました。翌30日午後4時7分、ご親族に見守られながら旅立たれました。
あまりに急なことで、私自身もまだ気持ちの整理がつかない状況ですが、最期の最期まで舞台に生きつづけられた岡田さんに、心からの敬意を捧げます。ベッドの上で高く突き上げた岡田さんの拳を、忘れることができません。
これまで岡田さんの舞台を楽しみにしてくださった皆様の生前のご厚誼に深く感謝すると共に、謹んでお知らせ申し上げます。
「舞台はいのち」。今後もOiBokkeShiとして、岡田さんの志を胸に、舞台づくりを通して多くの方々がいのちを輝かせることができる活動を続けてまいります。
謹んで、ご冥福をお祈りいたします。
菅原直樹

略歴
1926年高松市生まれ。俳優。定年退職後は長年の夢であった俳優を志し、今村昌平監督「黒い雨」「カンゾー先生」等にエキストラとして出演。2014年、認知症の妻とのコミュニケーションに悩み、菅原直樹の「老いと演劇のワークショップ」に参加。同年、劇団「老いと演劇」OiBokkeShi 立ち上げと同時に入団。
【OiBokkeShi 出演歴】
2015年
徘徊演劇「よみちにひはくれない」/和気町駅前商店街(岡山)
「老人ハイスクール」/旧内山下小学校・岡山県立和気閑谷高等学校(岡山)
2016年
「BPSD:僕のパパはサムライだから」/旧内山下小学校(岡山)
2017年
「カメラマンの変態」/蔭凉寺・特別養護老人ホーム 蛍流荘(岡山)
2018年
ニシガワ図鑑Ⅱ「ポータブルトイレットシアター」/西川アイプラザホール(岡山)
「ポータブルトイレットシアター」/熊本保健科学大学(熊本)
「ポータブルトイレットシアター」/高知県立美術館ホール(高知)
2019年
徘徊演劇「よみちにひはくれない」/和気町駅前商店街(岡山)
ニシガワ図鑑Ⅲ「ポータブルトイレットシアター」/西川アイプラザホール(岡山)
おいおい老い展「ポータブルトイレットシアター」/アーツ千代田3331(東京)
ワーク・イン・プログレス「認知の巨匠」/ENTER WAKE(岡山)
2020年
「ポータブルトイレットシアター」/県民共済みらいホール(神奈川)
「ハッピーソング」/奈義町文化センター大ホール(岡山)
2021年
「ポータブルトイレットシアター」/奈義町文化センター大ホール(岡山)
2022年
ワーク・イン・プログレス「エキストラの宴」/なぎチャイルドホーム(岡山)
奈義町人権教育講演会特別演劇公演「エキストラの宴」/奈義町文化センター大ホール(岡山)
2023年
天プラホールセレクション「ポータブルトイレットシアター」/岡山県天神山文化プラザホール(岡山)
開館特別公演「レクリエーション葬」/岡山芸術創造劇場ハレノワ 小劇場(岡山)
「レクリエーション葬」/ロームシアター京都ノースホール(京都)
2025年
「恋はみずいろ」/岡山芸術創造劇場ハレノワ 小劇場(岡山)
「恋はみずいろ」/久留米シティプラザ Cボックス(福岡)
【その他】
2015年
ドキュメンタリー「よみちにひはくれない “若き俳優介護士”の挑戦」(OHK岡山放送)
2018年
テレメンタリー2018「演じて看る~91歳 認知症介護の日常~」(KSB瀬戸内海放送)
ドキュメンタリー「演じて看る~91歳 認知症介護を救った演劇~」(KSB瀬戸内海放送)
2019年
KSB開局50周年記念特別企画ゲツナナ「続・演じて看る」(KSB瀬戸内海放送)
2021年
徘徊演劇「よみちにひはくれない」岡山バリアフリー公演/岡山市表町・京橋地区(岡山)
「岡谷さんのマイ・タイムライン」(国土交通省高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所)
2022年
「エキストラの宴〜俳優介護士9年目の挑戦〜」(OHK岡山放送)
2024年
映画「カオルの葬式」(監督・共同脚本・プロデューサー:湯浅典子)
2025年
テレメンタリー2025「老いて、輝く ~99歳の看板俳優~」(KSB瀬戸内海放送)
テレメンタリーPlus 1時間拡大版「老いて、輝く ~99歳の看板俳優~」(KSB瀬戸内海放送)