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老いと演劇のワークショップ

老いと演劇のワークショップ

「老いと演劇」OiBokkeShiでは、ワークショップ・講演会のご依頼を承っております。地域住民対象にした介護講座、医療・介護従事者対象にした研修会、学生対象にした講義等にぜひ。オンラインでの開催も行なっております。

photo: 松原豊

認知症になると、物忘れや勘違いが増え、何かをするのに時間がかかり、時に失敗をしてしまいます。しかし、それは認知症になったら必ず生じる中核症状が原因です。

介護者に求められるのは、失敗を指摘したり、言動を正したりすることではなく、その人が見ている世界に演技の力を借りて飛び込むことではないでしょうか。

介護する側・される側という一方的な関係を超え、「いまここを共に楽しむ」新しい関係を創造しましょう。

演劇体験を通じて、認知症の人とのコミュニケーションを考えるワークショップです。実際に身体を使って演じることで、認知症ケアの気づきやヒントを講師と参加者間で共有していきます。演劇・介護経験は不問です。

プログラム内容

photo: 松原豊

プログラム内容のタイトル プログラム内容のタイトル

介護現場で実践されている演劇的手法「遊びリテーション」を体験。遊びリテーションとは、認知症の人や障害を持ったお年寄りに「遊び」を通じてリハビリをしてもらう方法論です。身体を使った遊びは演劇の原点です。「できる」「できない」にこだわらず、「できない」ことすら楽しむ、遊びの価値観を介護現場に持ち込みましょう。

photo: 松原豊

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イエスアンドゲーム

介護者の食事の声掛けに対して、食事に行きたがらず「田植えする」と言い張る認知症のお年寄り。参加者に「介護者」役と「認知症の人」役を交互に演じてもらい、認知症の人の言動を受け入れるコミュニケーションを体験してもらいます。

認知症の人を囲んで

五人一組で雑談をしてもらい、その中の一人に「認知症の人」役になってもらいます。「認知症の人」には、演劇の台本を渡し、周りが雑談をしている時に好きなタイミングで台本に書かれている台詞を発してもらいます。周りがその脈絡のない言葉に対してどのような態度を取るかによって、認知症の人の気持ちは変化していきます。

こういったシアターゲームを通じて、認知症にはどういった中核症状があるのか、徘徊や暴力行為などの行動・心理症状が生じるメカニズムについて解説し、参加者間でよりよいコミュニケーションについて考えていきます。

photo: 松原豊

プログラム内容のタイトル プログラム内容のタイトル

「認知症と演技」の発展形。それぞれ人生にまつわるアンケートに答え、参加者のエピソードをもとに認知症になった「わたし」とその家族や介護者が登場する介護現場のワンシーンを創作します。穴埋め式の台本を使用するので、演劇未経験者でも簡単に芝居づくりが楽しめます。

photo: 松原豊

参加者の声

photo: 松原豊
  • とても楽しく、認知症の方への関わりを学ばせていただきました。心の中では、怒ってはいけないと思いながらもつい口に出てしまう言葉を、演じるということで、優しく声かけできるようになることが分かりました。施設で働く方にも、家族を介護する方にも、介護に関わる全ての人に体験してもらいたい内容でした。
  • 時間に追われるこのご時世、人と人がじっくり向き合うことは年々難しくなっています。その中で菅原さんのおっしゃった「互いの感情を寄り添う」ことは、介護はもちろんのこと、社会全体に必要な要素だと思います。そして、演劇は間違いなくその役に立てる芸術だと気づかされた2時間でした。
photo: 松原豊
  • 認知症の方と接する機会が多く、「私は女優よ」と思いながら接することもあり、同じ考え方でとても嬉しかったです。(ホームヘルパー)
  • はじめは介護って辛いと思っていましたが、ワークショップの後には希望の光が見えました。
  • 認知症ケアに携わる者として、普段の仕事について考えるチャンスとなり、また、先に働くスタッフへどのように伝えるかを考える糧をもらいました。病院、施設でのワークショップの機会が増えるとよいなと思います。
  • 「認知症になったら人生終わりだ」と思っている友人に体験してほしいと思いました。
  • 介護の仕事をしていると、時間に追われることが多く、お年寄りの気持ちに寄り添いたいと思っても、できないことがあります。しかし、今日のワークショップで介護者の気持ち一つで、時間に余裕がない中でも、お年寄りの気持ちに寄り添えることはできるのかなと希望が持てました。
  • 認知症や高齢者の疑似体験を行うことで、少しでも彼・彼女らの見ている景色を想像できた気がします。この視点は、老人に限らず、どんな人にも受け入れられるべきものだと思います。
  • これから介護職を続けていく楽しみができました。
photo: 松原豊
  • とても感動しました。人を見つめるまなざしがとても深いと感じました。介護や演劇という枠だけでなく、さまざまな人と広く共有したい時間でした。
  • 認知症について新しい有望なアプローチを体験できて、とても有意義な時間でした。
  • とても楽しく、優しく、温かい気持ちになれた時間でした。認知症介護と演劇、とてもバッチリなコラボだと思うし、介護に戸惑っている家族にとっても必要なことだと思います。
  • こんなに楽しくはしゃいだ講座は今までにありませんでした。
  • 楽しみながら介護できるような気持ちになりました。認知症の親と一緒に、親の人生のさまざまなステージを旅したいと思います。

ワークショップ・講演会のご依頼を承っております

菅原直樹とおかじいの2ショットイラスト