令和6年度奈義町人権教育講演会 特別演劇公演 ワーク・イン・プログレス

「恋はみずいろ」

日程:2024年8月24日(土) ・25日(日) 14時

会場:奈義町立奈義中学校

作・演出:菅原直樹

出演

出演:粟井美津代粟井里香植月尚子内田京子内田一也金定和沙申瑞季竹上康成中島清廉西春華野々上嘉人吉田省吾

何者でもない母をさがして

この町では、午後5時になると防災無線から「恋はみずいろ」のメロディーが流れる。

青年は母親の行方を追ってこの町にやってきた。

この町は母親の故郷で、認知症になった祖父が老人ホームで暮らしている。

祖父は青年のことを覚えているのだろうか。そして、母親はこの町のどこかにいるのだろうか。

メロディーが鳴り止むと、青年は意を決して老人ホームのエントランスへと足を踏み入るーー。

※ワーク・イン・プログレスとは、創作の過程を公開することで観客と作品を共有し、作品を練り上げていく手法のひとつです。

「エキストラの宴」(2022)

◎演出家よりコメント

2022年、岡山県奈義町で開催した演劇ワークショップの参加者たちと共に、「エキストラの宴」という作品を上演しました。参加者の多くは演劇未経験者で、高齢者や若者、障がいのある方、認知症のある方、介護者など、さまざまな背景を持つ人々が集まりました。

公演が終わった後も、作品づくりを目的とせず、ただ演劇を楽しもうと、月に2回のワークショップを2年間続けてきました。このワークショップを通じて、メンバーたちの魅力を知るたびに、その力を借りて作品をつくることはできないかと思うようになりました。

この夏、いよいよ新しい作品に取り掛かります。今、台本を書いているのですが、僕の頭の中でメンバーたちが生き生きと役を演じ始めています。彼らは役や物語を気に入ってくれるでしょうか。これからの2ヶ月間、台本を書いて、演じ合って、話し合って、また台本を書き直して、さらに演じ合って、奈義町でしか観ることができない特別な舞台をつくり上げられたらと思います。

菅原直樹

スタッフ

舞台監督栗原立

スタッフ福島美香

音響・照明株式会社エスオーエムクリエイション

宣伝美術hi foo farm

宣伝イラストあさののい

制作武田知也

企画制作「老いと演劇」OiBokkeShi

主催

奈義町

奈義町教育委員会

共催

奈義町人権教育推進協議会

協力

みんなのおうち ぽっかぽか

チラシ画像